関門海峡の潮の流れについて

下関散歩

関門海峡

本州と九州の間を流れる海峡は、ご存知「関門海峡」です。
狭い所では両岸の幅が700メートル余り、潮流速度は最高で10ノット(時速18.5㎞)にもなるそうです。
歴史的にも、源平合戦の最後の戦いの舞台であり、安徳天皇入水の地、武蔵と小次郎が決闘をした巌流島もあり、そして幕末に長州藩が外国船を攻撃した「下関戦争(馬関戦争)」の舞台でもあります。

勝山御殿跡
下関市田倉に「勝山御殿跡」があります。 国の史跡で、指定されたのは2019年2月、維新150年のタイミングです。 現在の勝山御殿跡 むぎ 私が紹介するよ~ 凛々しいお顔のむぎさん(注:女の子...

源平合戦では義経が船から船へ飛び移って攻撃をかわした「八艘飛び」にちなんだ名菓もあります。(巌流焼本舗)
巌流焼も美味しいけど、個人的にはこちらの「八艘飛び」の方が好き♪

みもすそ川公園では、そんな歴史に触れる事が出来ます。

西流れ・東流れ・潮止まり

関門海峡の東側は瀬戸内海(周防灘=すおうなだ)、西側は日本海(響灘=ひびきなだ)。
満潮時と干潮時は潮位に差がありますが、周防灘は満干の差が約3.8m、響灘は満干の差が約1.5m。
つまり、満潮と干潮で潮位に差がある上に、西側と東側でも潮位の差が発生する事になります。
満潮時は、周防灘の方が高く、干潮時は周防灘の方が低くなります。
水は物理的に、高い所から低い所に流れるので、

関門海峡では、
満潮時には、周防灘から響灘に流れる西流れが発生
干潮時には逆に響灘から周防灘に流れる東流れが発生

そうすると、満潮と干潮の間に、両方の潮の高さが同じ位になる時があります。
その時、一旦潮の流れが止まり、反転=反対側に流れる様になります。

通常の海だと、満潮・干潮時に潮が止まりますが、関門海峡では、満潮時と干潮時が一番流れが速く、満干の間で、潮止まりとなります。
釣りをすると、潮流9ノットでは、軽い仕掛けは真横に流れてしまいます。
(趣味:釣りですw)

掲示板(電光潮流信号灯)

関門海峡を船が安全に航行できるように、電光潮流掲示板が設置してあります。
数字→矢印(↑or↓)→EorW
の順で表示されます。

ちなみにこれは、
『潮流4ノット・下げ潮・西流れ』という表示。
一般人で船を運転して関門海峡を渡る方は少ないかと思いますが、釣りに行かれる時には、ぜひご参考に。

おまけ

釣果w
小さいけれど、アオリイカが釣れましたよ。

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